審査担当したコンクール入賞者演奏会にて進行を務めました🎤

8月29日、横浜市テアトルフォンテにて”第5回ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア入賞者ジョイントリサイタル”が開催されました。

通称「ベトコン」「BIPCA」と知られているこのコンクールは、A~D部門の計4つのカテゴリで開催されています。規模も大きく全国各地で予選を開催、毎年200名以上の出場者が腕を競う国内有数規模となっています。最上位部門であるD部門第1位入賞者はその後、国内最高峰の”日本音楽コンクール”で優勝を果たすなど、規模の大きさもさることながら、審査員による審美眼のクオリティが圧倒的に高いことで、近年その知名度を高めています。

前年度で第5回を迎え、昨日の演奏会はD部門の入賞者によるジョイント・リサイタルとして開催されました。

今回の出演者は第1位 鶴原 壮一郎さん、第3位 小原 慎太郎さんの2名の予定でしたが、新型コロナウィルスの感染状況を踏まえ、小原さんが出演見送り、代奏として第3回コンクール入賞者の東祐輔さんが出演しました。

前回のBIPCAでは九州予選・録画予選にて審査を担当し、九州予選に出場していた鶴原さんの演奏も聴きましたが、自らの硬い意志に基づく、力強い流れの作り方が印象的で、今回の演奏会においても遺憾なく持ち味を発揮されていました。予選の審査講評では通過することは前提に、本選のステージで演奏するうえでアドバイスする内容でコメントを書いたことを覚えています。

この度のジョイントリサイタルではお二人の演奏後、ステージ上でお話するかたちで進行を務めました。お二人とも全力投球の演奏の直後にも関わらず、軽妙なトークを繰り広げ、ご来場の方々も楽しんでいただけたようで、たいへん暖かな雰囲気の中で演奏会を終えることができました。ご来場いただきました皆さまに御礼申し上げますとともに、今後ともお二人の活躍を暖かく見守っていただければと思います。

今年も第6回ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジアは全国各地で予選を開催される予定です。昨年よりA部門(6歳以下)では予選出場料が無料となり、小さな出場者の日々の頑張りを後押しする方針を打ち出しており、内容がより充実していますので、冬のコンクールを検討されている方はぜひエントリーしてみてください!

写真は終演後、鶴原さん・東さんのおふたりと。お疲れ様でした!

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